Lightning Armorの前提条件
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GURPS Magic (『ガープス魔法大全』)の呪文《電光の鎧》(Lightning Armor)の習得に前提条件 (Prerequisite) として必要な《防電》を含む
最低6つの電光系呪文 (Lightning spell)とは何だろう?
原書では、《防電》 (Regist Lightning)を含むLightningと名がつく呪文を6つを習得していることを前提条件としているようだが、
それを糞真面目に日本語に翻訳すると、次のような問題に直面する。日本語版では「《防電》を含む電光系呪文を最低6つ」と翻訳されている。
日本語版 (『ガープス魔法大全』)では、独自に翻訳をしているため、どれが「電光系呪文」かは一目ではわかりにくい。日本語版では、Lightningの日本語訳に使われている「電光」と名がつく呪文を電光系呪文として扱うと、たった6つしか呪文が存在しないことになってしまう。
それだと不自然なので、原書を辿ってみると、訳の対応関係が以下のようになっていることがわかった。
- 《防電》 (Resist Lightning)
- 《電撃の弓》 (Lightning Missiles)
- 《電撃武器》 (Lightning Weapon)
- 《電光》 (Lightning)
- 《爆裂電光》 (Explosive Lightning)
- 《電光弾》 (Ball of Lightning)
- 《電光の壁》 (Wall of Lightning)
- 《電光の瞳》 (Lightning Stare)
- 《電光の鞭》 (Lightning Whip)
- 《肉体電化》 (Body of Lightning)
原語にLightningが含まれていないため別扱いと思われるもの?
- 《衝撃の手》 (Shocking Touch)
- 《雷雲》 (Spark Cloud)
- 《雷嵐》 (Spark Storm)
上記の《電光》を除く12の呪文はすべて前提条件として《電光》(Lightning)を
習得していなければ覚えることができないという共通点がある。
では《電光》を前提条件とする呪文を電光系呪文と定義すると、
《機械制御》のような技術系呪文 (Technical Spell) まで電光系呪文 (Lightning Spell) 扱いになってしまう。
よって、やはり原語でLightningと名がつく呪文を電光系呪文と定義してもいいだろう。
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