GURPS Wikiを立ち上げた目的とWikiの今後について

GURPS Wiki @WikiはとにかくGURPSに関する情報を集め、GURPSの情報が途絶えないように残せるものだけ残しておくWikiをモットーにしようと考えています。すでにあるウェブサイトや他のWikiGURPSの情報が存在しても、このWikiはできる限りつくっていく。とくにGURPSの「特徴」や「技能」の情報を充実させて、素早くその情報にアクセスできるようになるまではWikiに情報を追加していければと考えています。それまでに私が飽きなければ、他の用事で忙しくならなければの話です。仮に私が多忙になり、Wikiを更新できなくなっても誰かが編集できます。単なる他力本願ではないのですが、これは普通のウェブサイトではなかなかできないことです。Wikiを使うとページ内リンクを容易に作成できるため、情報の整理整頓が非常に容易です。これもWikiの強みです。GURPSにはそういうWikiが今まであると思っていたのですが、なぜか情報が充実しないのと、そのWikiソフトウェアの機能的な限界から、自分でGURPSWikiを立ち上げてみました。探せばもっとよい日本語のGURPS Wikiがどこかにあるかもしれませんが、Googleの検索結果を見て、これは自分で立ち上げた方が良いと判断しました。

Googleの検索によると、ほとんどのGURPSの情報が、第3版の情報にとどまっており、第4版の情報があまりにも少ないことにがっかりしました。さらに、そのGURPSの情報が従来の、RSSもブログもWikiも使わないHTMLのみで記述されたウェブサイトばかりで、GURPSの情報の検索のしづらさに不満を感じました。もうこれはWikiを立ち上げるしかないと思いました。海外だけGURPSの書籍が大量に販売されて、サプリメントも充実しているのに、日本語版のGURPSはほとんど充実していません、その影響もあってか、海外のウェブサイトほうがGURPSの情報が多く、Wikiも充実しているようです。海外ではあんなに情報が充実しているのに、日本ではほとんど充実していない。それはなぜだろうと疑問に思いました。日本語版のGURPSが昔ほど売れていないこと、第4版に対応したサプリメントが少ないことが原因としてひとつあげられると思いますが、それだけではないと思います。GURPS第4版の基本ルールブック「ガープス・ベーシックセット」2冊の誤訳問題がひとつ。第3版から第4版にデータをアップデートするマニュアルが日本語化されていないことがひとつ。翻訳を担当しているグループSNEソードワールド2.0にリソースを注いでいることがひとつ。大型本よりも文庫本の頃のほうがよく売れていたことがひとつ。このあたりでしょうか。これに加えて、GURPS第3版に慣れ親しんでGURPS第4版のルールブックを読み直すのが面倒だという意見もあるでしょうか。とにかくGURPSの情報が少なく、これらの問題を踏まえて、この少ない情報をどうやって増やすかを考えた結果、Wikiで情報を増やしていこうと重いました。Wikiはウェブサイトの管理人と連絡がとれなくなっても他の人が編集することができます。だからこそWikiを使うのです。主要執筆者のだれかが忙しくなっても、他の人がいつでも情報を充実させることができる。普通のウェブサイトではなかなかできないことです。

仮に今このWikiがなくなっても、Wikiの内容を誰かがコピーして使えるようにしておく。そう考えています。